徹底解説!日本語教師が使っている教材は?

世界中で日本語を教えている日本語教師。日本語を教える上で必要不可欠なものが、教材です。いったい日本語教師はどのような教材を使っているのでしょうか?

そこで今回は、日本語教師が使っている教材について解説していきたいと思います。
日本語教師を目指している人はもちろん。すでに日本語教師として活躍している人も参考にしてみて下さい。

日本語教師が使う教材は自由

日本の義務教育課程においては、使用する教科書が指定されています。
では、「日本語教師として使用する教材も指定されているのでしょうか?」

実は、日本語教師が使用する教材に指定のものはありません。つまり、どんな教材を使って日本語を教えるのかは、全て自由ということです。

日本語教師なら有効活用したい教材3選

先ほど紹介したように、日本語教師として指定の教材は用意されていません。だからと言って、0から教材を作るのは大変ですよね?

そこで、日本語教師として活躍する上で、是非とも有効活用したい教材を紹介していきます。

1.国際交流基金が制作した日本語学習教材

国際交流気基金とは、「文化」「言語」「対話」を通して日本と世界を繋ぐことを目的に活動する、独立行政法人です。国際交流基金では、交流事業の一つとして各国での日本語教育にも取り組んでいます。

そんな国際交流基金では、日本語教師向けに日本語学習教材も制作しています。また、日本語学習教材の言語は、英語だけでなく「アジア」「北米」「中南米」「アフリカ」「欧州」「中国」「中東」「大洋州」各国の言語に対応したものが用意されているので、英語圏以外の国で日本語教師として活躍している人でも活用することが可能です。

日本語教授法シリーズ(全14巻)
日本語教師として活躍する上で、教材だけでなく日本語の教え方も重要な点です。そんな、日本語を教える上での基礎知識から、具体的な方法までまとめられているのが、日本語教授法シリーズです。

1巻〜14巻まで違ったテーマが設定されており、「教材開発」の考え方をテーマとした巻も用意されています。まさに、日本語教師にとってのバイブル的存在です。

2.みんなの教材サイト

教材を自由に選択できる日本語教師だからこそ、教材開発が何よりも大切になってきます。教材開発をする際に、是非活用したいのが、みんなの教材サイトです。みんなの教材サイトでは、日本語教材作成のための素材・参考情報の提供はもちろん。教材についての教師のコメントページなど、教材作成における各国日本語教師のネットワークの場が提供されています。

みんなの教材サイトは、ネットからユーザー登録することで観覧することができます。無料で簡単に登録できますので、気軽に活用してみてくださいね。

まとめ

日本語教師における教材について見ていきました。記事の中でも紹介したように、日本語教師として使用する教材に決まったものはありません。だからこそ、教材にはこだわりを持ちたいものです。

この記事でも紹介したように、日本語教師として活躍する上で活用できる教材も用意されています。日本語を教える教材で悩んだ際には、是非とも参考にしてみて下さい。