日本語教師養成講座選ぶポイント

日本語を学習している外国人の数は年々増えており、日本語学校や日本語教師の需要も増加しています。外国人に日本語を教える形態は、教育機関やボランティアなど様々です。日本語を教えるためには正しい指導方法や知識が必要です。日本語教師になるための条件の1つでもある日本語教師養成講座では日本語の指導法や知識を学ぶことができます。
今回は日本語教師養成講座選ぶポイントについてご紹介します。

文化庁に受理されている講座

日本語教師養成講座を選ぶポイントは、国内の学校で働こうと考えている場合は文化庁に受理されている講座を受講することが必要です。様々な日本語教師の講座が開講されていますが、文化庁に受理されているものでなければ働くことができません。

受理された日本語教師養成講座は以下の通りです。参考にしてみてください。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/kyoin_kenshu/pdf/kyoin_kenshu_list.pdf

受講する講座の種類によって、就職できる学校などが違うため注意が必要になります。

日本語教師養成講座の選ぶポイント

講師の質の高さ

日本語学校のホームページなどを見ても、講師の質が高いのか判断することができません。パンフレットやホームページで紹介されている内容は、ある程度の判断材料にすることはできますが、判断するのは難しいです。

ホームページやパンフレットなどで自分の目的に合っていそうな日本語教師養成講座を見つけたら、授業見学を申込むとよいでしょう。実際に指導している授業を見れば、わかりやすい内容なのかや講師の質などを確かめることが可能です。授業見学と一緒に、カウンセリングを受けることも選びやすくなるポイントになります。カウンセリングでは、質問したい内容をまとめておくことが必要です。また、自分の目的に合っているかを判断してもらうために、どのような日本語教師になりたいのかをしっかり説明できるようにしておきましょう。日本語教師養成講座で指導している人は、十分な経験と豊富な知識を持っているその道のプロです。日本語教師のプロが教えている授業を見学すれば、自分の将来にとって大きなプラスになるでしょう。同じような内容の講座でも、学校によって授業の雰囲気やカリキュラムなど特徴があります。講義の内容をよく知ることも、選び方の大切なポイントになります。

検定合格率

講義の内容を知るためには、検定試験などの合格率を見るのも一つの方法です。学校によっては420時間コースと検定対策が一緒になったコースがある学校もあります。
合格率の高い日本語教師養成講座の方が、充実した内容になっていることが多くなります。

就職率

学校によっても就職率は違いますが、約80~90%の就職率となっています。また、修了生がどういったところで就職したのかも重要なポイントになってきます。日本語学校と併設している学校であれば、その学校で働ける可能性もあります。また、養成講座によっては就職サポートがある学校もあります。

授業の時間帯・曜日

養成講座では学校によって授業の時間帯、曜日が様々です。 働きながら通われる方だと、平日の夜間コースもしくは土曜日に通うことができる学校、主婦の方は平日の午後もしくは週末に通うことができる学校とライフスタイルに合った曜日や時間帯がある学校を見つけると良いでしょう。

通学時間

通学時間通学のしやすさも、選ぶ時には大切になるポイントです。420時間など様々な講座がありますが、半年から1年以上学校へ通学しなければいけません。自宅からあまりにも遠方にある学校では、通学するのが大変になってしまう可能性があります。

サポート体制

サポート体制がしっかりしていることも選ぶ時のポイントです。学生の学習効果を高めていくためには、学校や講師などの行き届いたサポート体制が不可欠なことになります。悩みごとやわからないことがある場合、すぐに相談できる方が安心して学ぶことができます。

国際交流の機会

日本語教師養成講座を開講している学校では日本語学校と併設しているところもあります。そういった学校では学生と国際交流できる機会が多くあります。日本語教師になる前にどういった職業なのかというのもイメージがつきやすくなります。

まとめ

日本語教師養成講座を選ぶ際のポイントをご紹介しました。その他にも受講期間、授業振替、再受講などができるのも選ぶ時のポイントになります。
日本語教師養成講座は学校によっても特徴が違うため、様々な学校に見学に行くことをおすすめします。