日本語教師養成講座では通学以外にも通信で日本語教師養成講座を受講することが可能です。現在では通信講座の仕組みが充実しています。
好きな時間に学ぶこともでき、どこでも学習することが可能です。
今回は通信の日本語教師養成講座についてご紹介します。
通信日本語教師養成講座について
通信講座では通学するのが難しい方や趣味で日本語を学びたい方にはおすすめの講座です。文化庁の認可を受けている通信講座は少ないようです。
また、理論の科目のみオンラインで受講できる講座が多いようです。オンラインのみの講座だと法務省告示校の定める応募条件をを満たさないので注意が必要です。
現在、eラーニングコースで文化庁の届出を受理されている学校は大原学園グループと東京中央日本語学院(TCJ)の2校のみとなっております。
大原学園グループの口コミはこちらから
東京中央日本語学院(TCJ)の口コミはこちらから
通信日本語教師養成講座のメリット
受講料が手頃
通学する日本語教師養成講座より受講料は手頃に設定されています。
通学の講座では50万から70万程度ですが、通信講座では16万から20万程度になります。
ライフスタイルに合わせて自由に学べる
学習は全て自由に取り組めます。学校に通う手間はなく、その時間も必要としないのが魅力です。自分のペースで学習を進めることができます。
何回でも繰り返し学習できる
授業動画を見ながら学習を進めていきますので、何回でも繰り返し視聴することが可能です。最後に確認テストがある通信講座もありますので、自分で確認することができます。何度も学習することで理解を深めることができます。日本語教育能力検定を初めて受験する方にもおすすめの講座です。
サポートも受けられる
通信講座では学習に取り組んでいるかチェックされ、フォローも行われます。担当教師からアドバイスが受けられることが可能な講座もあります。進捗状況を確認しながらステップアップが可能です。
海外で日本語を教えられる
通信講座を修了すると海外で日本語を教えることが可能になる場合があります。インターンシップやボランティアで日本語教師アシスタントとして海外で働くことも可能です。
通信日本語教師養成講座のデメリット
通学講座と比べて就職が難しい
通信講座のみだと法務省告示校の採用条件を満たさないことが多いです。通信講座のみだと実習や模擬授業ができないため、採用条件を満たさない場合があります。
また、法務省告示校以外で応募する場合も420時間を通学で修了した方に比べるとハードルが高いです。
ネットワーク作りが難しい
通信講座では1人で学習を進めて行くため、同じ目標を持った人たちと交流する機会が少ないです。通学する講座では同じ目標を持ったクラスメートと学ぶことができ、交流する機会が多くあります。また、就職について情報を交換でき、役立つ情報も得ることができます。修了後も授業についての相談もお互いにすることも可能です。また、学校によっては留学生と交流できるところもあり、日本語教師になる前に貴重な経験できます。
実践力を身につける機会が少ない
通信講座では理論のみの講座が多いため、実践力を身につける機会が通学に比べ少ないです。すぐに教壇に立つことは難しいのが現状です。
そのため、通学で実技や実習の授業を受講することが必要となってきます。
まとめ
通信講座では自分のライフスタイルに合わせて受講が可能で、繰り返し復習することができます。ボランティアやインターンシップで日本語を教えたい方にとってはおすすめの講座です。しかし、将来日本語学校や国内で働きたいという方には実技や実習は通学し、実践力を身につけるのが最適です。