「ベトナムで日本語教師として働きたいけど、どんな手続きをすれば良いのか分からない。」という方や「ベトナムでの就職活動の仕方が分からない。」という方も多いのではないでしょうか?この記事では、ベトナムで日本語教師として働くために必要なことや働くまでの流れをご紹介します。
ベトナムで日本語教師として働くために必要なこと
日本語教師の資格を取得するためには、次の3つの方法があります。
大学で日本語教師養成課程を受講する
大学に通っている場合は、日本語教師の資格過程を受講して、規定の単位を取得することで、資格がもらえます。
日本語教師養成講座の受講する
日本語教師養成講座を受講し、資格を取得していく方法です。
養成講座についてはこちらの記事をご覧ください。
日本語教師の試験に合格する
日本語教育能力試験に合格すると資格を取得することができます。
・語句の穴埋め
文章の空白に4つの選択肢の中から適切な単語や熟語を選ぶ問題です。
この問題では、単語と熟語の知識が試されます。
・異文化理解
異文化理解の問題では、さまざまな国の文化について出題されます。
・言語に関する知識
言語構造に関する問題が出題されます。内容としては言語学内容が出題されますので、講義内容をしっかり復習しておきましょう。
・日本語のイントネーションや発音に関する問題
短い文章や単語に関して間違っているところを指摘する問題です。
・日本語表記に関する問題
敬語や特殊な表現といった日本語表記に関する問題が出題されます。
日本語教育能力試験では、主に上記のような内容が出題されますので、過去問題集などでしっかり対策しておきましょう。
ベトナムで日本語教師として働くために必要なもの
労働ビザの取得
ベトナムに限らず、海外で働くためには労働ビザを必ず取得しなければいけません。
最寄の大使館へ行き、労働ビザ取得の申請を行います。申請にはパスポートと証明写真となる顔写真、労働ビザの申請料金(滞在期間が3カ月未満の場合は9,500円、それ以上の場合は16,500円程度)をビザ申請窓口に持っていきます。1時間~2時間程度で発行してもらえます。
卒業した学校の卒業証明書
ベトナムでは、就職する際に高度で専門的な知識と技術が求められますので、十分な知識があることを示す必要があります。
その証明として、卒業した学校の卒業証明書が必要になりますので事前に学校に問い合わせておきましょう。
労働許可証を取得する
ベトナムで働くためには労働ビザとは別に労働許可証を取得しなければいけません。
労働許可証を申請するには、パスポートと労働ビザのコピー、卒業証明書、専門学校または、在籍証明書が必要になりますのでこれらの必要書類を忘れずに提出しましょう。
※労働許可証の発行には1か月~2か月程度かかりますので時間に余裕を持って申請しておくことをおすすめします。
日本語教師の免許のコピー
免許のコピーは申請するとき以外にも面接や採用が決まったときにも提出を求められることが多いので4枚~5枚はコピーを取っておいた方が良いでしょう。
ベトナムで日本語教師として働くためにはこの4つのものが必要になりますので、早めに準備しておきましょう。
日本語教師として働くまでの流れ
①求人情報を探す
インターネットで「日本語教師 ベトナム 求人」と検索すると求人情報が出てきますので、待遇・福利厚生・採用形態を確認し、自分の希望に合う求人に応募しましょう。
少しでも気になる求人があれば応募しておきましょう。そうすることで、採用してもらえるかなり可能性が高くなります。
②学校から連絡がくる
応募した学校から、書類選考の結果が届きます。通過している場合は、面接へと進みます。
③面接
現地の学校もしくはビデオ通話で面接が行われます。面接は日本語で行われることが多いですが、英語での面接もある場合があるため、英語での面接本などを活用してある程度の英語力を身につけておきましょう。
④採用決定
面接試験に合格すれば採用決定になります。決定後は、勤務等についての具体的な打ち合わせが行われますのでこまめに連絡を取るようにしましょう。
まとめ
「ベトナムで日本語教師になりたい。」と思ったら早めに動きはじめましょう。
ベトナムで日本語教師として働くには、必要書類などの準備も含めて費用と時間がかりますので早めの準備が必要です。また、求人もインターネット等で常にチェックをしておくことおすすめします。