台湾で日本語教師になるには

先日家族と一緒に台湾に旅行に行ってきました。
故宮や夜市、ビーチリゾートなどもあり、数泊の旅行でしたが満喫してきました!旅行中色々な場面で改めて感じたのは、町の人たちがとても親切で親日ということです。帰ってきてから早速台湾で日本語教師として働くためには何が必要か調べてみました。

ビザの申請方法などはそれぞれの国ごとに異なりますが、台湾の場合はどうなんでしょうか。もちろん旅行と生活とは違いますから、台湾での日常生活がどんな感じかも気になりますね。今回は台湾で日本語教師になるのに必要なことについてご紹介します。

ビザについて

ほとんどの国では正規の方法で働くために必ず「ビザ」と「労働許可証」が必要です。この二点セットがないまま働いていたら、当然「不法就労」ということになってしまいます。台湾で仕事をするためには、当然就労ビザが必要です。

順番としては、学校を探すことから始め、その学校が就労ビザを出してくれるかを確認することから始めましょう。学校での雇用が決まったら、雇用主である学校が就労ビザを取得してくれます。こうして、台湾に長期滞在して働くことができるようになります。

ビザの取得には一般的に、パスポート、卒業証明書、以前に勤務していた会社の在職証明書、証明写真、印鑑、賃貸契約書などが必要です。

加えて、台湾に連続して4か月以上住む場合には、居留ビザが必要です。
居留ビザは台湾で使える身分証のようなもので、携帯ショップで契約したり、オートバイを購入する際にも提示が求められます。

必要な学歴

日本語教師として就労するためには、4年制大学を卒業していることが必要とされています。また、日本語教師養成講座を修了していること、もしくは日本語教育能力検定に合格していることを条件にしている学校もあります。
ただし、中には必要な学歴さえ満たしていれば、経験がなくても採用してくれるや日本語教師の資格の補助などがある学校もあるようです。まず日本語教師を始めてみたいとという方々はそうした学校を探してみることもできます。

就職先


小中高や大学、専門学校、語学学校と様々な場所で働くことを検討できます。
特に語学学校は多くあり、子供が通える塾のようなものから、大人がカルチャースクールのような感覚で通える学校、企業研修などもしている学校などもあります。

いずれにせよ台湾は親日で日本語学習熱が高く、マンガやアニメに関心があり趣味で日本語を勉強したい若者も多いです。

調べてみると、2016年台湾の対日世論調査で「あなたの最も好きな国はどこですか」という質問に対し、56%の人が「日本」と答えたそうです。
しかもその調査では、過去10年の間に親日度は年々増加している傾向だそうです。

台湾の生活

日本人が暮らしやすい大都市で生活するなら、ほぼ日本と同じような生活が送れると思います。日系の百貨店や日本食材の取り扱いがあるスーパーも多く、海外で生活しているという感覚があまりないくらい暮らしやすいと思います。物価も食事や普段の買い物は日本の半分くらいです。
また、台湾の治安は比較的良く、危険な場所や特殊な場所に行かない限りは、日常生活で怖い目にあうこともほとんどないようです。
ただ、南国だと思って油断していると意外と冬が寒いです。台北の1月だと平均気温16度、最低気温13度、また降水量や湿度も高いため、体感温度も寒く、厚手のコートなどそれなりにしっかりした冬の備えが必要です。

まとめ

台湾は親日国でもあり、また住みやすい国でもあります。求人も他国と比べ多いので求人サイト等で調べてみましょう。
1つ注意が必要なのは、生活していく上で中国語(台湾国語)を話せる必要があります。
旅行中にも感じたことですが、中国語が話せないと生活が大変で、きっと授業もかなり大変になりそうです。台湾行きを考えておられる方々は渡航準備の前段階として、中国語の勉強も早くから始めておかれるといいかもしれません。