海外の人に日本語を教えるのが日本語教師です。日本語はもちろん、日本の文化や魅力を伝えることができる素敵な職業です。日本語教師になるには、「どんな資格が必要なのか?」と疑問に思っている人もいるはずです。
そこで、日本語教師に必要な資格と取得方法をまとめてみました。日本語教師に興味がある人は、参考にしてみてください。
目次
日本語教師に必要な資格
まず、日本語教師になるために必要な資格を整理していきたいと思います。
- 日本語教育能力検定試験に合格している
- 学士以上の学位を持ち、文化庁が受理した日本語教師養成講座(420時間コース)を修了している
- 大学or大学院で日本語教育主専攻。もしくは、副専攻している
「1〜3のうち一つ以上を満たしている」ことが、日本語教師に必要な資格です。なお、日本語教師として働く上で、必要な国家資格などは、ありません。
日本語教師に必要な資格の取得方法
1. 日本語教育能力検定試験に合格
毎年10月に実施されている日本語教育能力検定試験。試験内容は、「言語と社会」「言語と一般」「言語と教育」「言語と心理」「社会・文化・地域」の5分野で構成されています。合格率は、例年23%前後と低めですが、最も早く手に入れることができる資格と言えます。勉強方法については、市販の参考書を使うことはもちろん、セミナーや講座も開かれていますので、探してみてくださいね。
2. 学士以上の学位を持ち、文化庁が受理した日本語教師養成講座(420時間コース)を修了
日本語教師養成講座は、約6ヶ月〜1年ほどの勉強が必要です。講座のコースや料金は学校により違っています。土曜や日曜だけのコースであれば、働きながらの取得も可能。中には、3ヶ月の短期で取得できるコースもあります。
なので、まずは資料請求や学校見学から始めるのがオススメです。
一点だけ、420時間コース取得から日本語教師になる場合、4年制大学卒業が前提となりますので注意が必要です。
3. 大学 or 大学院で日本語教育主専攻。もしくは、副専攻
日本語教師を目指すための、学部・学科が設けられている大学は、全国に100校以上あります。
(例)
- 立教大学
- 日本大学
- 西南学院大学
- 桃山学院大学 など
既に社会人として働いている人にとっては、少しハードルが高い資格と言えます。もし、日本語教師になりたいと考えている学生は、受験校を決める際の参考にしてみてくださいね。
まとめ
日本語教師に必要な資格とその取得方法を見ていきました。日本語教師になる資格は、3つ用意されています。その中から、自分の生活に合ったものを選択することが重要です。
もちろん、過去の経歴に関係なく、日本語教師の資格は取得できます。思い立ったが吉日。さっそく、資格取得への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?