日本語教師は国内だけではなく海外でも需要が高い職業です。
様々な場所で活躍できる機会が多く存在します。
国際機関でも日本語教師やアシスタントとして活躍できます。
今回はJICAと日本語パートナーズについてご紹介します。
JICA
国際協力機構のJICAは、独立行政法人として1974年に設立された国際機関です。
JICAには日本語教育ボランティアというのがあります。派遣先はアジア、アフリカ、大洋州、中南米等様々です。派遣期間は原則2年となっています。
人を通じた国際協力を行う国際機関ですから、言葉のコミュニケーションはとても大切だといえます。海外で生活をするという不安はあるとは思いますが、海外で過ごす生活は貴重な時間に変わるので、JICAの日本語教師の道は魅力的な選択肢となるでしょう。任期後の進路ではより可能性が増え、日本でも海外でも経験を活かせるようになります。
ボランティア活動では主に現地の国際機関で日本語の授業を担当します。その他にも現地でお祭りを開催したり、スピーチコンテストなどのイベントを企画する仕事もあります。現地では十分に教材が揃っていることは少なく、事前に用意して持参が必要になることやその場で作ることもあります。
JICAではサポートがしっかりしており、派遣前から派遣後までサポートと研修があります。例えば、派遣前訓練、派遣中の活動支援、派遣後の進路相談等です。
応募要件
年齢 | 20歳~69歳 |
資格 | 420時間程度の日本語養成講座修了 または 大学または大学院で日本語教育を主専攻、副専攻 または 日本語教育能力検定試験に合格 |
参照元:JICAボランティア パンフレット
https://www.jica.go.jp/volunteer/
日本語パートナーズ
日本語パートナーズは、アジア圏で国際貢献できる専門機関の一つです。独立行政法人の国際交流基金内に設立されています。
派遣先はアジア諸国になります。派遣期間は国によって異なりますが、大体の派遣先では半年から10ヶ月になります。
専門性が求められると誤解されますが、日本語パートナーズでは日本語教師に関する資格は不問で、応募要件さえ満たせば誰でも応募できます。
日本人としての知識や経験が活かすことができ、将来的な可能性へと発展する魅力があります。日本語を教えるだけではなく、相手国の言葉や文化が吸収でき、充実した生活が送れます。
人を繋ぎ、ネットワークを構築する仕事を担います。具体的な仕事の内容は、アジア各国の中学や高校に赴き、生徒のパートナー的存在になることです。日本語パートナーズの名前が表すように、授業の進行を助けるアシスタントや日本文化を伝える仕事をします。
日本語パートナーズには1ヶ月の合宿形式の派遣前研修が用意されているので、十分に知識を身に着けてから派遣先に行くことができます。
参照元:日本語パートナーズ
http://jfac.jp/partners/overview/
応募要件
一部ですが、応募条件は以下の通りになります。国によっては4年制の大学を卒業していること等の応募条件が加わることがあります。
満20歳から満69歳の方 |
日本国籍を有し、日本語母語話者であること |
日常英会話ができること |
指定する派遣前研修全日程(合宿形式)に参加できること |
基本的なパソコン操作ができること |
まとめ
初めての海外生活となれば、どのような形で国際機関の仕事に参加するにしても、不安が生じたり勇気を損ねるものです。しかし、多くの経験ができ、将来の可能性も広がります。また、現地の人と交流をしながら、自分も成長できる機会となります。