日本語教師海外インターンシップとは

日本語教師は外国語を母国語とする人々に対して、日本語を教えるのが仕事です。海外では日本のアニメブームから、日本語に興味を持つ学生が増えています。日本国内の日本語学校や語学スクールで働く人もいれば、海外の大学や日本語学校で活躍している人もいます。世界各国では多くのインターンシッププログラムというものが企画されています。

インターンシップとは

日本語教師として求められるのは、わかりやすく教える指導力だけではなく、国籍や年齢、生活習慣、宗教などが異なる学生たちとうまくコミュニケーションできるかどうかも重要な能力の1つになります。そこで、日本語教師として働きたい人が、異国の文化を知り、経験を積むためのインターンシッププログラムというものが世界各国で企画されています。
具体的には日本語アシスタント教師としての研修という形で、学校や語学スクールで日本語を教えることになります。プログラムによって異なりますが、期間は1週間から3ヶ月になります。多くのインターンシップは無給になります。
正式な採用ではないので、有給であっても生活を保障するものではなく、ボランティアに近い形となります。働く前に自信をつけたい方、日本語教師の資格があっても実務経験がない方、ブランクがある方、海外での指導を経験したいという方におすすめです。

インターンシップの渡航先

渡航先としては、中国、インドネシアが多く、オーストラリアやブラジル、アメリカが次に続きます。
中国やオーストラリアは日本が主要な貿易輸出国なので、日本語を学びたいと考えている人がたくさんいます。
ブラジルは日系ブラジル人が多く、100年以上前から日本語を学ぶ文化が多くあります。
アメリカは日本の食文化やアニメ文化に興味を持つ人が多いようです。アメリカ、オーストラリアは、自分の英語力を高めることもできるので教える側にも人気があります。

有給インターンシップ

有給インターンシップに参加するには、検定試験の合格証や養成講座の終了証の他、英文の履歴書の提出を求められる場合が多いようです。さらに渡航先の語学学校において、面接が行われることもあります。また、有給ではなく無給のボランティアという形で参加する場合には、このような条件はほとんどない所が多いようです。

有給インターンシップといっても、プログラムへの参加費用がかかります。渡航先や企画する会社によっても異なるのですが、概ね2週間の渡航で約25万円ほどかかるようです。さらに現地での滞在費や食費がかかりますので、費用の準備は十分にしておきましょう。

海外インターンシップ体験談


実際に海外インターンシッププログラムを経験した方の体験談によると
、外国人の友達を作りたいという思いから、インターンシッププログラムに参加したようです。
大変充実した日々を過ごすことができたそうです。しかし、学校で日本語の授業をしましたが、最初は上手く伝わらず四苦八苦したようです。数か月後には学生とコミュニケーションが取ることができ、楽しく授業を行うことができたとのことです。
授業の他にも学生たちとキャンプをしたり、文化祭を企画するという機会もあったようです。
このような貴重な
経験を通じて、異国の文化や考えを受け入れられるようになるのです。

まとめ

日本とは違う環境の中で日本語を教えることは大変なことも多いですが、貴重な体験ができます。インターンシップの経験を通じで、多様な文化の理解や日本語教師としての経験を積むことができます。就職活動をする際にも1つの強みとして活かすことができるのではないでしょうか。