日本語教師は日本と海外の架け橋となる職業です。また、様々なバックグランドを持った学生と接する仕事でもあります。働く場所や形態も多様にあるのも魅力の1つです。
最近では海外でも日本語教師の需要も高まり、求人も前と比べ増えてきています。
日本語教師として今後どのように活躍していけるのでしょうか。
日本語教師として働く
420時間修了後や検定合格後は国内の日本語学校で就職する方が多いようです。一般的には非常勤からの勤務となります。数年非常勤として経験を積み、常勤(正社員)として勤務するようになります。学校にもよりますが、時給またはコマ制のお給料となり、月5万から7万程度になります。そのため、他のアルバイトと掛け持ちしながら働く人が大半です。常勤にステップアップするには、1~2年ほど働き続ける必要があります。
海外で日本語教師として活躍する
今後活躍していくための一案としては、数年間国内で経験を積んだ後に、海外に渡航するという方法があります。
国内需要がかなり多い状況ではありますが、海外、特にアジア圏での需要も増しています。具体的には、IT系企業の留学生に日本語を教えるといった求人が増えています。
国内企業に属して、インドやバングラデシュに派遣されるといった形態もあります。この場合、日本語教師の水準でトップクラスの給与をもらえる可能性もあります。
また、海外の日本語学校で日本語を教える求人もありますので、海外に目を向けることは、自分の価値観を広げることにも繋がります。海外の中でも中国やインドネシアでは日本語を学ぶ人が多いですし、タイやベトナムも益々需要が増えてきている地域です。アジアの国であれば日本からも近いですので、帰国をする時にもしやすい距離なので、度々日本に帰ってくる事も出来るでしょう。
ただし、ビザの取得が必要となります。海外での就労ビザの取得に関しては、色々難儀なポイントがあります。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
海外の給与
また、「日本語教師の水準でトップクラスの給与をもらえる可能性」というのは、一例であり、ほとんどの職場では給与は現地通貨での支払いになるため、日本にいる時よりも少ない賃金で働くようになります。そのため、日本円でしっかり貯金をする難しいかもしれません。ただし、高給を得るのが難しかったとしても、現地の物価が安ければ生活自体はしていく事は可能です。
まとめ
今後はさらに日本語教師として活躍できる場が広がっていくことでしょう。国内でも日本語教師の需要が高まっていますが、アジア圏でも増えています。
また、今後はIT業界が発展していくとともにIT系企業の留学生に日本語を教えるといった求人も増加していくでしょう。様々な活動の場は広がっていくなかで、必要とされる教師になるためには、他の講師とは違う強みを身につけるようにし、様々なことを身に付けていく事も大切でしょう。