フリーランスで日本語教師として働く

日本語教師は自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせた働き方が可能です。
例えば、日本語学校で非常勤、常任、ボランティア、プライベートレッスン、オンライン等です。
今回はフリーランスでの働き方についてご紹介致します。

日本語教師の働き方

日本語学校の学生は幅広い年齢層で多様な国籍の人たちですので、日本語だけを教えるのではなく日本の生活様式や文化なども教える必要があり、生活に必要な知識も与えていく仕事です。海外で働く場合にはアジア圏が求人数が多く、欧米圏ではそれほど需要はありません。海外で働く場合は生活をしていくためにその国の言葉を理解しなければならないため、語学を習得するための努力が必要です。また、就業先のビザ発給の関係から、大学卒業以上の学歴が求められることもありますので注意が必要です。

他にもボランティアや大学などの研究機関に所属したりと様々な働き方をすることができます。ボランティアの場合には基本的には無給となります。専門学校や大学で働く場合には修士以上が条件となる場合が多いです。専門的な知識を深めなければいけないため、より多くの準備が必要となります。その分、実際に働き始めることができれば他のケースよりも高収入を得ることができます。

フリーランスとして働く

フリーランスで働く場合、いくつかの仕事ををかけもちしている人が多いようです。企業などで行われている日本語教室は講座ごとに回数や期間が細かく定められています。そのため、その時間分だけ日本語教師と契約を結ぶというのが一般的です。こういった仕組みからフリーランスの人は非常に重宝されています。雇われる側からすると色々な現場を経験してみたい、国際交流機関で教えてみたいと考えて選ぶ人が大勢います。

収入は?


実際にどの位の収入が見込めるのかというと、正社員の年収平均が約300万円に対し、非常勤になると月給で10万円程度です。これはあくまでも目安であり、働く人の経験やスキルによっても異なります。ただし、いくつもかけもちをすることで少ない収入をカバーすることができ、時間給になっているところでは収入を増やすことができます
。プライベートレッスンを行うと、1時間あたり3,000円から4,000円を稼ぐことができますので、それを3コマとすると1万円程度は入る計算になります。企業との契約では1コマ6,000円のところが多いので、週に2コマで月8コマになると5万円弱となり、複数の企業と契約をしている人は正社員として働いている人よりも良い収入が得られるようです。

フリーランスで働くデメリット

もちろん良い面ばかりでなく、上手く仕事を見つけることができなければ無収入になってしまう可能性もゼロではありません。安定した稼ぎを得るためには仕事の探し方も重要ですし、スキルアップを図るための努力も忘れてはいけません。必要とされるような人材になるように常に市場の動向をチェックしてどのような人材が望まれているのかを確認すれば、リスクを最小限にすることも可能です。

まとめ

人によってどの働き方が合うかは異なりますので、自分にフリーランスが合っているのかを考えてから決めることが大切です。企業に雇われて安定した生活を送る方が向いている人もいますし、自分の世界を広げたりスキルアップを図るためにフリーランスにこだわる人もいます。まずは自分にとって最善の働き方を模索し、それには何が必要なのかを考えてみましょう。